映画『食べて、祈って、恋をして』を巡るバリ島
2014年にカナダ旅行し、そこでお世話になった方が激推ししていた映画『食べて、祈って、恋をして』。鑑賞後、ロケ地になったバリ島のウブドに一目惚れして、しかも劇中に出ていた占い師クトゥ・リヤール氏が実在すると知って、それは行かねば。(現在はお亡くなりになっています)
※この記事は2014年当時のものをひっぱりだしてきたものです
ちなみに当然一人旅だ。
【一日目】
00:30のフライトで23:00くらいにチェックイン予定、食い意地のせいもあり飛行機内で夜ご飯は出ないとだけ調べていたので、21:00くらいに着いてお腹を膨らます事に。
空港の本屋で購入した「地球の歩き方 バリ島」を読むために、落ち着いた所が良かったので静かで美味しそうなフレンチのお店にした。
そう、直前にガイドブック読むくらいにはノープランだった。
熟睡して、06:25ほぼ定時にジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港へ到着。
早朝は人が居ない。
そして暑い!
空港の外に出てみるも、何もないのでトランジット4時間どうするかなとスマホで情報収集。
ジャカルタ空港ではプライオリティパス無しでも料金を払えばラウンジが利用出来るとの記事を発見。
しかし実際突撃するもラウンジ全てにNOと言われ、お腹も空いてたので途方にくれて道の真ん中でボヘーとドーナツもぐもぐしてたら、声をかけてくれる天使が。
空港の職員?で、ラウンジに案内してくれた上、どこかで私が飲みたいと言ったビンタンビールを買ってきてくれた。大天使か。
そのナイスガイとおしゃべりしながら、11:25のフライトを確認すると、チケットにGATEの番号もないし案内板もないし、あわあわしてると搭乗手続きまで彼が全部やってくれた。
今思うと日本人女性狙いだったのかもしれない。(島耕作の見過ぎか)
その後無事、定刻通り14:25デンパサール空港へ。
今回の航空券とホテルはバリ王さんで手配したので、空港→ホテルまで送迎付だった。
途中日本円30,000円をルピアに両替。こんなに使わないかなと思ったけど、やはり使わなかった。
宿泊するホテルが2013年に新しく出来たアラヤリゾートウブド
http://www.alayaubud.com/
併設されているスパ『DARASUPA』。
スパなんて日本でも出来るし、と思ってたけど『クレポン』(インドネシアのお菓子)になれる面白いオリジナルスパがあると知って、面白そうだしネタになりそうだから予約。
正直、フラワーバスや肌に塗るやつはよくわからんのだが、マッサージのクオリティがすごい! 国内でいろんなマッサージ行ったけど、ほぐし方がどこより的確で感動した。
21時くらいに終わって、ホテル併設のレストラン『ブタニ』で宿泊料に入っているナシゴレンが食べられるとの事で、もちろん行く。
レストランではライブやってて、ナシゴレン美味すぎてがっついてたら、はいそこのきみ! と、曲リクエスト求められたけど、口の中がいっぱいで無理! というジェスチャーしたら宇多田ヒカル歌って頂きました。
日本人観光客多いのもあるけど、現地のガイドさんがJ-POPが大好きなどと言っていたので結構メジャーなのかもしれない。
【2日目】
今回の旅の目的!
クトゥ・リヤール氏に会いにいくためなので、事前に現地でガイドさんを頼んでおいた。
8時集合で、7時に朝ごはん。
朝食はツアーに着いててホテルのレストラン『ブタニ』で頂いた。
インドネシアン、アメリカン、コンチネンタルから選択でき、私はアメリカンのオムレツ(マッシュルーム and チーズ)、ミックスジュース、JAWA Tea。
最初に出る謎フルーツが激美味。これだけおなかいっぱい食べたい。
そして8時にタクシーさんと合流し、クトゥ氏のお家へ出発!
ひとんちなのに勝手に入る。
クトゥ氏がまだ寝てたので、ご自宅で待たせて頂いた。
待ってる間はおうちの中をうろうろしうつつ(めっちゃ広い)家族の方とお話しながら、いたるところに吊るされている鳥籠のお世話を眺めたり。
お家の中に御神田もあり、通訳の方に解説して頂きたくさん勉強になった。
占いは、目・おでこ・背中・手・足を見て、これからは良くなる(身にしみた)、海外でハッピーであれ、みたいな事を言われたと思う。
今回の旅はクトゥ氏に会うためだったので、ぶっちゃげ占い内容は二の次で、クトゥ氏の体調が悪かったりご高齢なので最悪会えないと思ってたので会えただけよかった!
写真は苦手らしく、不機嫌っぽい映りだけど、話している最中はずっと笑顔でとてもすてきな方でしたよ。
クトゥ氏に会う目的以外ふわっとしてるので、引き続きガイドさん頼み。
その後は09:30~のバロンダンス観てお寺に行って、お勧めのナシチャンプル食べて、美術館行きたい! という私のリクエストを聞いてくれて、アントニオブランコ氏のミュージアムに。
アントニオブランコ氏は、ウォーホルやダリに憧れてたっていう情報しか調べられなくて完全に舐めてたんだけど、今回の旅で一番良い絵が観れた。
15時くらいに通訳さんとホテルで別れて、バリ王のガイド、クンバルさんを17時に予約していた。
周りのスーパーや露店をひやかして、夕方からのクンバルお勧めのバリ舞踊を観れるところを聞いてみる。
そしたら一番お勧めのケチャダンスがあって、それが18:30開演だから待ち時間行きたいところを教えて~とのことだったので、お土産用にスーパーへ。
ケチャダンスは……、私トランス系は寝てしまうので見事に寝てハッとおきた時、舞台の方々にめっちゃ見られてましたごめんなさい。
最後の火に飛び込むファイヤーダンスには圧巻!
【3日目】
ウブドでは流しのタクシー拾えないという事前情報があったので、運転手さんとガイドさん(引き続きクンバル)を一日チャーター。
出発が11AM~なので、ゆったり9時くらいに朝食。
せっかくだからインドネシアンにしたいところだけど、基本ゴレン系は他で食べると思いやっぱりアメリカンでエッグベネディクト。
満腹、お腹タプタプすぎて、ホテル周辺を散歩するつもりがしばらくシエスタ。
クンバルが来る時間になって、行きたい場所を告げる。
・ゾウにのりたい
・観光地のライステラスを一望したい
・とにかくお寺、美術館を周りたい
とりあえず、ゾウさんはおすすめがあるので、そこに行こうということに。
当たり前だけど、超観光向けの施設だった。
施設内で迷子になってぐるぐる歩けたのが楽しかった。
そしてゾウかわいい! まじでちょうかわいい!
その後は観光向けのレストランに連れて行かれるはずが、車で通りがかったテントみたいなところに子豚の丸焼きが見えた。
運転手さんにここで食べれるかしら? と聞いたら、お腹こわすからやめろと言われるも、自分の責任でこわしてもいいし、蛆虫くらいなら食べれるしって事で用意してもらった。
飲み物は勝手に取ってねスタイル。
周りに野犬? 番犬? が身がえぐれてる状態で放置されていたので感染症はちょっとこわい。
すっごくおいしくて、途中で激辛のサンバル追加してもらった。毛が残ってる皮はパリッパリで香ばしくて、身はジューシー!腸詰めも味がついてて濃くてご飯にぴったり。
ただ、骨髄みたいなのを揚げたのが濃厚すぎて口に合わず、犬にあげちゃった……。
ハエがすごくて大量にブンブン飛んでる笑
途中でお皿持っていって、アレ載せて~と言ったら追加してくれる。
その後、ライステラスの観光地へ。
これが見たかった!
カフェで生まれて初めてココナッツジュースを飲む。
飲み物含めて観光料金200,000ルピアくらい。観光地価格。
その後待望のお寺!
物売りがすごい勢いだけど、気をつけてね~との事でしたがまったくその気配はなく。
それについて、クンバルに聞いてみたら「日本人女性の一人旅行は珍しいからみんな手を出さないのかも」と仰っておりました。
寺院の裏側。時期になるとここで地元の方が作業するそうな。
その後時間あまりまくって、SPAへ。
日本人に一番人気というスパへ。
これが一番失敗だったスパ。
初日にDARASUPAでとっても気持ちよかったので油断していたかもしれない。
とにかくすべてにおいてレベルが低くて、しかも老舗だというのにびっくり。
ゴリゴリ痛いだけだし、ツボはここって言っても全然だし、もうリラクゼーションマッサージに変えてもらっていいかかな~と涙目で言ってもさっきまで通じてた日本語も英語も通じないし。
施設も古く虫も多くて、無駄に日本語が通じるのも違和感だった。
“日本人に人気”は今後一切信用しないと誓った。
夜は舞踊を見たいので、ガイドさんお勧めの劇団を観に行った。
舞踊の後は、アヒルが食べたい、という私のリクエストでホテルの近くの有名なアヒル肉のお店まで送ってくれ、お別れ。
21時くらいからワインとアヒルを頂いてると、子猫ちゃんがいらした。
この子が超かわゆくて連れて帰りたいくらいだった。
22時くらいのこの広いレストランはお客さんがもう少なくて、この子のお陰で、スタッフさんらが集まってきて、私のテーブルを囲みつつ、スタッフさんと食事というラフな食事会となった。それがすごく楽しかった!
ホテルは目の前なので、スーパーで追加のビールを買って、部屋のテラスで就寝(寝落ちともいう)。
これがいかんかった……蚊? ヤブ? に5箇所くらい刺されてた。
この虫さされがもの凄いやっかいで、帰国後2週間くらいかゆみに悩まされました。
どんな薬も効かなかったけど、お灸したら治りました! 虫さされにお灸おすすめ!
【4日目】
朝6時に空港にチェックイン予定なので、ホテルは5時にチェックアウト&クンバルたちと出発。
昨夜クンバルはフロントにモーニングコールを頼んでいてくれて、4時のコールがあった。
私は目覚めはいいので3時には起きてテラスで余韻を楽しんでたけどね。
ベッドが汚いですが、暗いうちにこのお部屋ともお別れです。30分ほどでガルーダ・インドネシア航空に到着。
ホテルに朝食のお弁当をフルーツオンリーでお願いしてて、あけてみたら…
私が振り回したせいでとんでもないことに笑。左はグアバジュースとお水です、袋はヨーグルト。
しかし、このフルーツはパイナップル?
毎回食べてたけど、私の知ってるパイナップルとは違う……。
もっとサクサクで、甘みがなくて、永遠に食べられそう。
あと印刷されたチケットの座席がAで、もし可能なら席変更したいと搭乗時にCAさんに訴えたところ、離陸前に空いてるエリアのど真ん中の通路側へ移動させてくれた。
バリ島への一人旅、大変満喫したのであった!